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楽曲 用語 勝利のバッジゲットだぜ!は、「顕正会ドラえもんショー」前編で使われている楽曲である。 概要 作曲:宮崎慎二 元は、テレビアニメ『ポケットモンスター』で使用されていたBGM。 感動的なシーンで使われることが多く、壮大なオーケストラが印象的な曲。諸事情による放送休止後再開時に放映された「ピカチュウのもり」でも使用されたこともあり、アニポケBGMの中でも特に人気が高い。 アニポケのサントラにも収録されている。 顕ドラでは、エンディング曲として使用され、この曲に乗せて出演者一同が退場する。 原曲 関連項目 OK! - 同じく前編で使われた、ポケモン主題歌 新たなる誓い - 後編で使われた、同じくポケモン主題歌 Ready Go! - 後編(女子部版のみ)で使われた、同じくポケモン主題歌 乙女のポリシー - 後編で替え歌の原曲として使われた、同じくドラえもんと無関係なアニメソング 用語一覧
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前へ ルネジム。 三人はウコンをヒースに任せ、ジムに挑戦することになった。 のび太ひとりでは解けなかっただろう氷の床のトラップはしずかやドラえもんのおかげで難なく通過できた。 まずはのび太のジム戦。 それは簡単に決着がついた。 ラティアスの戦闘力は圧倒的だったのである。 「やった、強いやこのポケモン!」 「のび太くん、今回はいいけどあまり頼りすぎちゃダメだよ」 ドラえもんは釘を刺す。 出木杉に戦いを挑むには手持ち全てのポケモンのレベルアップが必要なのだ。 次はしずかの番だ。 しかし、アダンと対面するしずかの顔はすぐれない。 昨日の誘拐未遂事件の影響が残っているのだろうか。 「しずちゃん、がんばって!」 「無理しちゃダメだよ!」 二人の声援に返す笑顔も弱々しい。 『しずかちゃん、大丈夫だろうか』 しかし、ドラえもんの心配も杞憂かのようにしずかはバトルを進めていった。 サーナイトの持つ10万ボルトやサイコキネシスが次々とアダンの水ポケモンを撃破する。 「やっぱしずちゃんのサーナイトは強いや!」 のび太は自分の事のように喜んでいる。 しかしドラえもんはしずかの青ざめた顔色を見逃さなかった。 アダンに残されたのはキングドラのみ。 「サーナイト、さいみんじゅつよ」 しずかのサーナイトがキングドラを眠らせた。 「む……これで終わりか……」 アダンは悔しそうに呻く。 眠らされた状態でサイコキネシスや10万ボルトを連発されてしまうとキングドラの負けは決定的だ。 しかししずかはそうしなかった。 「かげぶんしん!」 サーナイトが分身を生み出す。 「えええーっ!」 この場にいる全員が驚いた。 しずかの勝利は確定的だったのに、この状況で急に守りに入ってしまったのだ。 その後もしずかは催眠術と影分身を繰り返し、攻撃をしようとしない。 その戦い方にはさすがのアダンも口を挟んでしまう。 「勝つ気がないならバトルをやめたまえ……」 「……」 しずかは答えない。 「やっぱり体調が悪いのかな……」 ドラえもんはそう言いながらも、しずかのただならぬ様子にそれだけではないと感じていた。 『勝っちゃいけない理由……』 考えてはみるが、想像すらできない。 もしかしたらしずかが単独行動をしていた時、出木杉が何か吹き込んだんだろうか? 催眠術と影分身のPPが尽きた頃、しずかは躊躇しながらも小声で「サイコキネシス」と言った。 強力な衝撃波を受け、アダンのキングドラが落ちる。 「戦い方はともかく、君の勝ちだ……」 アダンは何か納得いかない顔をしながらもしずかの勝利を称えた。 そしてしずかの元へ行き、勝者の証であるバッジを渡す。 「うっ……」 バッジを受け取った瞬間、しずかはゆっくりと崩れ落ちた。 「君!」 「しずちゃん!」 「しずかちゃん!」 のび太とドラえもんが駆け寄る。 しずかはどうやら気絶しているようだ。 「しずちゃん、しずちゃん!」 「くっ、とにかくここでは何もできん!」 アダンがしずかを抱えあげると、三人は急いでポケモンセンターに向かった。 しずかは個室で寝かされていた。 その様子を確認して部屋を出たのび太とドラえもんに、診察にあたったジョーイが声をかけた。 「どうやらさいみんじゅつが解けた影響で倒れたようね」 しずか本人がサーナイトに命じて自らに催眠術をかけたようだ。 「彼女、昨日は眠れなかったらしいわ……」 「やっぱり昨日の事件の後だったからかな」 のび太が心配そうにつぶやく。 ドラえもんもそれを聞いて安心しながらも、しずかの戦い方に何かひっかかりを感じていた。 センターにのび太を残し、ドラえもんはウコンの元に向かう。 「ウコンさん、しずかちゃんを誘拐するときに催眠術使わなかった?」 そう聞かれたウコンは首を横に振る。 「ワシは当て身をくらわせただけじゃ……」 「そうですか」 ウコンに何かされたのではないかと思ったが、どうやらそうではないようだ。 疑念が解決し、ドラえもんはひとまず胸を撫で下ろした。 出木杉に催眠術をかけられていたならとっくにその兆候は睡魔として現れていたはずだ、出木杉の陰謀でもないだろう。 その時、不意にドラえもんのポケナビが鳴る。 それを見たドラえもんはすぐにポケモンセンターに向かった。 「のび太くん!」 「ドラえもん!エントリーコールに……」 どうやらのび太のポケナビにも同じ事が起こったようだ。 二人は大急ぎでユニオンルームに向かう。 ユニオンルームに入った二人を待っていたのは、今一番会いたかった人物。 皆を裏切り、傷つけ、その心がすっかり変わってしまった仲間。 「出木杉!」 「やあ、のび太君。久しぶりだね」 立体映像だがその姿は間違いなく出木杉だった。 「久しぶりだね。こうして話すのはいつ以来だろう……」 そういう出木杉の顔からはやさしい優等生としての面影はなく、すっかり歪みきっていた…… ユニオンルームとはいえ、ついに出木杉と会うことができた。 ドラえもんは意識を集中させる。 こちらから聞きたいことは山ほどあるが、手の内を見せるワケにはいかない。 「出木杉、君はちょっとひどすぎるよ!」 のび太がまず第一声を発した。 「ひどい?僕はひどい事をしたつもりはないけど」 出木杉は顔色一つ変えることがない。 本当にやましいと感じていないかのようだ。 「君はポケモンリーグをメチャクチャにして、さらにはいろんな人を人質に取ってるじゃないか!」 ウコンを脅し、そしてしずかも脅した。 それがのび太には許せないのだ。 「やっぱり君は劣等生だな。所詮ゲームの世界なんだ、好き勝手に楽しもうじゃないか」 出木杉の言葉にこの世界をいたわる感情は全くない。 ドラえもんはそんな出木杉の言動を聞き逃さぬように観察している。 「ゆ、許さないぞ……」 「もういい、のび太くんは黙ってて」 ドラえもんはのび太を制すると、出木杉の前に出た。 「やあドラえもん、君のおかげで楽しい毎日を送ってるよ」 「君がこんな事をすると分かってたら誘わなかったけどね」 両者の間に緊張が走る。 緊迫した雰囲気のなか、まずはドラえもんが仕掛けた。 「君は所詮ゲームだと言ったけど、僕らは君の悪業を忘れることはないんだよ」 出木杉はやれやれといった顔で答える。 「別に構わないさ。僕が全員をトラウマが出来るくらい隷属させれば現実に戻っても逆らうことは出来なくなるさ」 考え方は狂っているが、その言葉にドラえもんはある疑問がうかんだ。 それを確認するように質問を投げ掛ける。 「けどそれは無理だね。もしもボックスは壊れてしまったんだ、もう現実には戻れない」 出木杉の眉がぴくりと動き、1、2秒の間を置いたあとに口を開いた。 「ああ、あれは僕が壊したんだ。これでもとの世界には戻れない。僕の天下さ」 『ウソだな』 前の言葉とさっきの言葉は矛盾している。 問題はここからだ。 出木杉のハッタリが「ボックスが壊れたことを知らない」のか「本物のボックスを隠している」のかを見極めなければならない。 ドラえもんは切り出した。 「けどおかしいんだよ。もしもボックスが破壊されたら現実に戻ってしまうはずなんだけど……」 出木杉はその言葉を聞いて微妙に狼狽したように見えた。 「さあ、そこまでは知らないよ。君の道具なんだろ?」 出木杉の言葉はドラえもんにも衝撃を与えた。 『やはり、出木杉君以外の誰かが……』 考えを巡らせているその時、出木杉からの問いがくる。 「どうやらパイラ地方のよそ者が入り込んでいるようだが、君たちの仲間かい?」 「パイラ地方?」 何を言っているのか分からない。 しかし出木杉がこっちの仲間だと誤解している以上、出木杉に仇なす存在なのだろう。 「そんな奴知らないよ。君がどこかで恨みをかってるだけじゃないのかい?」 「そんなウソが通ると思ってるのかい、ドラえもん。ホウエンにスナッチシステムがあるわけはないだろう」 ゲームの事を知らないドラえもんだが、出木杉の言葉はなんとなく理解できた。 『ゲーム世界ではありえない何かが起こっているということか』 出木杉の違法データのせいなのか、それとも別の要因なのか、今は判断することは出来ない。 「さあね、優等生ならどういうことか分かるんじゃないかい?」 「少なくともポンコツロボットよりは理論的な答えが出せるさ」 互いに挑発しながらも、相手の言葉から得た情報の分析は忘れない。 そんな二人の間でのび太はただあたふたしていた。 次の質問をしようとしたが、その前に出木杉が声を上げた。 「雑談の時間は終わりだ。」 「まて、まだ聞きたいことが……」 ドラえもんの叫びは爆音に妨げられた。 「な、なんだ?」 「ああ、僕の四天王がルネを襲撃しているんだ」 出木杉がゲラゲラと笑う。 「君たちがチンタラしているから尻を叩いてやるんだよ。早く僕を倒さないと他の町も焼かれるよ」 「な、なんだって!」 建物が大きく揺れ、出木杉の立体映像が歪む。 「じゃあ、生きていたらポケモンリーグで会おうよ」 そう言い残した出木杉の映像がかき消えた。 残された二人は急いでユニオンルームを出る。 向かいの窓から見えたのは緑色の巨大な龍。 「あれは……ナギのポケモンだ!」 そう、ドラえもんが死ぬ思いにあったあの時に乗っていたポケモン、レックウザだ。 レックウザは破壊光線で民家を次々と凪ぎ払っていく。 「ひ、ひどい……」 「はやく止めなきゃ!」 二人は大急ぎでポケモンセンターの階段を駆け降りていく。 センターの入り口を抜けると、そこには赤い巨獣と一人の女が二人を待ち構えていた。 「そこのタヌキ、あんたには先日の借りを返さなきゃね……」 「あ、アスナ……」 グラードンの放つプレッシャーが二人を威圧する。 「やばいよドラえもん!」 「仕方ない、僕らもポケモンを……」 二人が意を決してモンスターボールを投げようとしたとき、その前に一人の男が現れた。 「少年たち、ここは私が引き受けよう」 「アダンさん!!」 アダンはキングドラを繰り出し、水の波動でグラードンを攻撃する。 「まだ他にも敵はいる、少年たちはそっちに回ってくれ!」 「ありがとう、アダンさん!」 ドラえもんとのび太はアダンに頭を下げると、先に走っていった。 「逃すなグラードン!」 「君の相手は私だ!水の波動!」 ドラえもん達に目がいったアスナにアダンが追撃する。 邪魔をされたアスナはアダンを睨み付けた。 「ちっ、しつこい男……」 「おいおい、同じジムリーダーに対してしつこいはないだろう」 とぼけるアダンを見て舌なめずりするアスナ。 「しょうがない、まずはお前を狩ってやるよ。出ろ、ユレイドル!」 アスナが繰り出したのはなんとユレイドルだ。 『炎ポケモンではないのか!』 アダンはジムリーダー時代のアスナしか知らない。 炎ポケモン以外を使ったところを見たことがないのだ。 「ふふふ、グラードンの特性は日照り……この強大な力を最大限利用するのさ!」 ユレイドルは瞬時にチャージを完了しソーラービームを発射した。 「な、なにっ!」 アダンのキングドラが光に飲み込まれた…… レックウザはポケモンセンターの対岸で暴れている。 そこまで行くには波乗りで対岸まで渡らなければならない。 「のび太さーん!」 後ろから声がかかり、二人が振り向くとしずかがこちらに走ってきている。 「しずちゃん!大丈夫なのかい?」 しずかは息を切らしながら答えた。 「ええ、こんな事態になってるのにゆっくり休んではいられないわ」 「実は……」 ドラえもんが事情を簡潔に説明すると、 少し考え込んだしずかはマリルリを繰り出した。 「出木杉さんの言うことが真実なら、アスナさんとナギさん以外の人も来るはずよ。 私は水中からルネの外に出て待ち受けるわ!」 「じゃあボクも行くよ、のび太くんはレックウザを!」 ドラえもんもホエルオーを繰り出す。 「ど、ドラえもんも行っちゃうの?」 「うん、こっちも戦力は均等に別れないとね」 現状ではのび太のラティアスが最強の戦力、ひとりでやってもらうしかない。 「仕方ない、二人とも気を付けてね!」 「のび太くんもヤバいと思ったら逃げるんだよ!」 二人がダイビングで潜っていくのを見送ると、のび太はスターミーを出した。 服が濡れるとかそんなことは言っていられない。 「急がないと……」 ルネジム。 「アダンさんがいないが、ルネジムはなんとしても守りきるんだ!」 ルネジムのトレーナーは街の人々を避難させつつ、周囲を警戒している。 アダンの指示でこのジムを避難場所にしたのだ。 「おい、また来たぞ」 少女がポケモンに波乗りしながらやってくる。 「君も避難しに来たのか!トレーナーならここの守備に力を貸してほしいんだ!」 しかしその言葉が聞こえないかのように少女は懐からボールを出す。 「ごめんなさい、どちらでもないのよ」 少女が投げたボールから現れたのは巨大な岩の塊。 「な……」 驚くトレーナー達を尻目に岩巨人は砂嵐を発生させる。 少女…ツツジは冷たく笑った。 「私はあなた達を倒すために来たのよ。味方でなくて残念ね……いわなだれ」 レジロックが地を砕き、ルネジムのトレーナー達に岩石が降り注ぐ。 「メタグロス、まもる!」 しかしツツジの思惑どおりにはいかなかった。 突然現れたメタグロスが岩雪崩からトレーナー達を守ったのだ。 「ふふふ…なかなか反応が速い奴がいるみたいね」 ツツジが邪魔者を誉め讃える。 「まったく、砂が巻き上がってボクの美しさが台無しだよ」 砂嵐の中を現れたのはドームスーパースター・ヒースだ。 「あら、ナギにやられた変態スターじゃない?」 「変態というのは聞き捨てならないけど、やられちゃったのは事実さ」 ヒースはツツジを睨み返す。 「だが、フロンティアブレーンたるもの一度や二度の負けを 気にしてはいられないからね、コメットパンチ!」 メタグロスのコメットパンチがレジロックに炸裂する。 効果抜群だが、防御の高さでなんとか耐えるレジロック。 「私のレジロックに傷を付けるなんて……許せない」 憎しみの目で睨むツツジだが、今の手持ちではメタグロスに有効打を与えられない。 『ちっ、地震でも覚えさせておけばよかったわ』 しかし今それを後悔するべき時ではない。 「これは……勝てないわね」 ツツジの合図でレジロックが動きを止める。 「まずい、みんな伏せるんだ!」 ヒースが叫んだ次の瞬間、レジロックは吹き飛んだ。 その大爆発はジム前の広場をえぐり、すさまじい爆風と共にツツジは姿を消した。 「自分が逃げるためにポケモンを大爆発させるとは……」 ヒースが砂埃を払いながら立ち上がる。 ヒースの叫びのおかげでルネジムのメンバーも無事のようだ。 「全く、後味が悪い戦いだ」 ヒースは街を焼くレックウザを睨みつけた。 ルネシティ入口。 海上に出たドラえもんとしずか。 「あの影は……」 ドラえもんは自分が乗っているホエルオーのような影を彼方の海上に見つけた。 「ヒースさん達の話にあったカイオーガってポケモンね」 しずかはホエルオーに一緒に乗っている。 サーナイトも出して準備万端だ。 「雷ポケモンがいればいいんだけど、ボク達の中に持ってる人はいないからなぁ」 戦い方を必死で考えるドラえもんの頭にポツリ、ポツリと水滴が落ちてくる。 「ん、雨……?」 「ドラちゃん、カイオーガの特性は雨を降らせるんじゃなかったかしら」 そうだ、情報によるとカイオーガの特性は雨降らし。 ということは、ここはすでにカイオーガとのバトルフィールドになったということだ。 「……!!しずかちゃん伏せて!」 海上の影からすさまじい水流の束が放たれ、それはホエルオーに直撃する。 「きゃああああっ!」 「しずかちゃん、反撃するんだ、もう戦いは始まってる!」 二人が乗っているホエルオーは潮吹きの攻撃を受け体力を削られる。 「サーナイト、10まんボルト!」 「ホエルオー、ねむって体力を回復だ!」 眠りに就くホエルオーの上からサーナイトの電撃が放たれる。 対アダン用に覚えさせていた10万ボルトだ。 普通は海水で電気は拡散してしまうが、ポケモンの電気技は なぜか海中のカイオーガに命中する。 「ドラちゃん、当たったみたい!」 しずかの歓声にドラえもんも一安心する。 「まさかこの距離で技の撃ちあいが始まっちゃうなんて……」 そう言うドラえもん達の眼前で海中から巨大な影が浮かび上がる。 「あれが……カイオーガ」 ホエルオーより少し小さいが、その威容から発せられる威圧感は さすが伝説といわれるポケモンだ。 10万ボルトを受けたにもかかわらず、そのダメージも致命傷ではないようだ。 「しずかちゃん、一気に倒すよ!」 ドラえもんはホエルオーに眠気ざましを振りまき、サーナイトは再び10万ボルトを放った。 2発目の電撃を受け、さすがのカイオーガも苦しんでいるようだ。 カイオーガは眠って体力を回復させるが、 その隙を突いてさらに3発、4発と10万ボルトや冷凍ビームを食らい続ける。 「よし、これならいけ…」 ドラえもんが喋りきる寸前、しずかのサーナイトが光の奔流に飲み込まれた。 「いやぁっ、私のサーナイトがっ!」 「これは、はかいこうせん……」 光の放たれた先を目で追うと、そこにはキングドラの背に乗ったイズミが ニヤニヤと笑っていた。 「そんなところから攻撃するなんて、卑怯だぞ!」 「何を言ってるのかしら?あなた達が二人がかりで攻撃してるから ダブルバトルを受けたまでよ」 イズミはカイオーガに回復の薬を投げる。 それを浴びて完全回復してしまうカイオーガ。 「そんな……サーナイトがやられちゃうなんて……」 今まで無敗だったサーナイトを失ったショックでしずかはへたりこむ。 「しずかちゃん……」 しずかは戦闘できる精神状態ではないようだ。 『こうなったら!』 ドラえもんはしずかの懐からボールを奪うと、それを投げた。 そして海上に現れたマリルリ目がけしずかを押し出す。 「ドラちゃん!」 「ボクが食い止める!しずかちゃんはのび太くんのところに!」 ドラえもんのホエルオーはイズミのキングドラめがけ突貫していく。 「のしかかれ、ホエルオーっっ!」 海上にジャンプしたホエルオーが巨体を海面に叩きつけた。 その激しい水飛沫と荒波の中、しずかはマリルリと共に海中に沈む。 『ごめんなさい、ごめんなさい、ドラちゃん!』 しずかの涙は泡といっしょに海水に混ざって拡散していった…… 次へ
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テレビ放送が終了し、ノイズ画面に切り替わる。 のび太とドラえもんは就寝中だった。 するとテレビに海の場面が映る。 『遥かに続く白い砂浜。目にしみるような青い青い海。太陽は明るく、1年中海水浴をお楽しみいただけます。さらに素晴らしいことに、参謀を囲む真山は絶好のハイキングコース…… 色とりどりの草木に飾られ、万年雪の山ではいつでもスキーができます!」 パパ「へぇーっ、そんないいところがあるんだ……」 『是非1度お出かけください。ブリキンホテルは皆様のお越しをお待ちしております……」 パパ「へっ。こういうところは予約をとるのが大変なんだよな……」 『いえいえ。当ホテルではお部屋は限りなくございますよ』 パパ「ん?」 『いかがですか?」 パパ「あーっ。だったらたまには家族旅行もいいかな……」 『毎度ありがとうございます』 画面が再びノイズに戻る。 パパはチャンネルを変えるが、どれもノイズだった。 パパ「なーんだ……」 するとママが起きてくる。 ママ「あら? まぁ、今何時だと思ってるの? パパ、パパ!」 パパ「ん?」 ママ「またテレビつけっぱなしで。ちゃんと寝ないと風邪ひきますよ?」 パパ「わかった、わかった」 のび太「ドラえもーん!!」 |ドラえもんのび太とブリキの迷宮|
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休日のある日・・・ 「ママ、今日はやけに2階が騒がしいね。」 「当たり前ですよ。今日はのび太が友達を大勢連れてきてるんですから・・・」 「さてはまたポケモンをやっているな・・・どれ、ちょっと様子を見てみるか。」 そう言うと野比のび助は立ち上がり、2階にある息子の部屋へ向かった。 今この町ではポケットモンスターというゲームが大流行している。 近所の子供達のほとんどはこのゲームを持っていた。 そしてのび助も先日息子ののび太にゲームを買ってくれとねだられた。 もちろん最初は断ったが、それでもしつこくねだってくるのび太に、 とうとう折れて「じゃあ今度のテストで40点以上取ったら買ってやる」と言った。 すると驚くことにのび太はそのテストで56点を取った。 これには母の玉子ものび助も驚いたが約束は約束だったので、 のび助はのび太にDSとポケットモンスターダイヤモンドを買ってあげたのだった。 のび助はのび太の部屋にあがった。 「やぁみんな、ポケモン楽しんでるかい?」 「あっパパ・・・」 部屋にはのび太、のび太の友達のジャイアン、スネ夫、しずか、出木杉、 そして猫型ロボットのドラえもんがいた。 今はスネ夫とジャイアンがポケモンバトルをしていた。 残ってるポケモンはそれぞれ1匹ずつ・・・スネ夫がレジアイス、 ジャイアンがガブリアスだった。 「よしっ、レジアイス、冷凍ビームだ!」 「お、俺のガブリアスが・・・」 「また僕の勝ちだね。」 「く、くそぉ~・・・また負けた。」 「ねぇ、スネ夫。君のレジアイスってポケモン、 見たことないんだけど・・・どこで手に入れたの?」 のび太が初めて見るポケモンに興味を示し、スネ夫に尋ねる。 「なんだよ、のび太。レジアイスを知らないのかよ。 こいつはエメラルドバージョンから連れて来たんだよ。」 「エメラルドバージョン?」 「ゲームボーイアドバンスのソフトのことだよ。 DSのダブルスロットに差し込むことによってアドバンスからDSに ポケモンを連れてくことができるんだ。」 出木杉が補足する。 「へぇ~・・・そうなんだ。僕もエメラルドバージョン欲しいなぁ・・・」 のび太はのび助に目をやる。 「お、おい・・・パパはこれ以上は買ってやれないよ・・・」 「じゃあドラえもん、エメラルド買って~!」 「買ってあげることはできないけどポケモンの世界に連れていくことはできるよ。」 「え?どういうこと?」 全員が一斉に尋ねる。 「こういうことさ!」 そう言うとドラえもんは四次元ポケットの中から『もしもボックス』を取り出した。 「さ、みんな早くもしもボックスに入って・・・」 ドラえもんはみんなをもしもボックスに入れた。 そしてもしもボックスの受話器を取り、こういった。 「もしもここがポケットモンスターエメラルドの世界だったら!」 ドラえもん達がもしもボックスから出るとそこは美しい自然が広がっていた。 「うわぁ~、綺麗ね・・・」 「本当だね。」 しずかと出木杉は感激した。 「おい見ろよ、あそこに野生のポチエナがいるぞ!」 「ジャイアン!あっちにはジグザグマが!」 ジャイアンとスネ夫も本物のポケモンを見て、感激した。 「綺麗な自然だねぇ、のび太君・・・あれ?」 ドラえもんは驚いた。 そこにいた人物はなんと野比のび太ではなく、野比のび助だった。 「パ、パパさん!何でここに・・・」 「何でって・・・君が僕をもしもボックスに入れたんじゃないか。」 「しまった・・・のび太君と間違ってパパさんを連れてきちゃった・・・」 ──その頃現実世界ののび太は・・・ 「しくしく・・・ひどいよドラえもん・・・ 僕とパパを間違えて連れて行くなんて・・・」 「ドラえもん!今から僕を現実世界に戻すことはできないのかい?」 のび助がドラえもんに尋ねる。 「現実世界に戻る方法はこの中の誰かがチャンピオンになるしかないんだ。」 「チャンピオンってなんだい?」 「だ、だからそれはそのぅ・・・」 ドラえもんとしずかと出木杉はのび助にこの世界のルールを簡単に話した。 「なるほど・・・つまりジムバッジというのを8つ集めると、四天王に挑戦できるんだね?」 「そういうことです。そして四天王を倒した人がチャンピオンになるんです。」 「ジムバッジを8個集めるにはどれくらい時間がかかるんだい?」 「そうだな・・・早い人でも大体1ヶ月くらいかかるかも・・・」 「そんな!明日は仕事だっていうのに・・・どうしよう・・・」 「その点は大丈夫。この世界と向こうの世界では時の流れが違うから・・・」 「どういうことだい?」 「向こうの世界の1日はこっちの世界では大体100日くらいなんだよ。 つまり100日以内にゲームをクリアできれば、パパさんは仕事に間に合う。」 「なるほど・・・つまり100日以内にこの中の誰かが四天王を倒して、 チャンピオンになればいいのか・・・」 しばらくみんなが黙っているとジャイアンが口を開いた。 「なぁ、早くポケモンを貰いに行こうぜ。」 「そうだね。ここで黙ってても拉致があかないし・・・」 彼らはオダマキ研究所へと向かった。 ──オダマキ研究所・・・ 「やあよく来たね。そこにモンスターボールが6つある。好きなのを選んでくれ。」 「よし!じゃあまずは俺から・・・行けっ、モンスターボール!」 ジャイアンはモンスターボールを手に取り、投げた。 するとモンスターボールからドガースが出てきた。 「げっ、ドガースかよ・・・」 「ははっ、ドガースなんてジャイアンらしいね・・・じゃあ次は僕が・・・出てこい!」 スネ夫が選んだモンスターボールからはケーシィが出てきた。 「げっ、ケーシィだ・・・」 ケーシィは「テレポート」しか覚えないので、最初のポケモンには不向きだった。 「じゃあ次は僕が・・・よし、このボールにしよう!」 出木杉が選んだボールからはミズゴロウが出てきた。 「ミズゴロウか・・・悪くないね・・・」 「出木杉の奴、ミズゴロウを当てるなんて羨ましいぜ・・・」 「次は私が・・・出てきて!」 しずかが選んだモンスターボールからはアチャモが出てきた。 「アチャモだわ・・・可愛い!」 そしていよいよ残ったモンスターボールは2個となった。 「パパさん、選ばないの?」 「ドラえもんから先に選んでいいよ。」 「そう?じゃあお言葉に甘えて・・・出てこい、僕のポケモン!」 ドラえもんが選んだモンスターボールから出てきたのはねずみポケモンのサンドだった。 「ね、ねずみ~!!」 サンドを見たドラえもんは気絶した。 「おや、この青狸君はねずみが苦手なのかい?」 オダマキ博士が不思議そうに尋ねる。 「ええ。どうやらそうみたいです。」 出木杉が答える。 「いよいよ僕の番か・・・」 のび助は最後に残ったモンスターボールを手に取った。 (緊張するなぁ・・・一体どんなポケモンが出てくるんだろう・・・) のび助は手に取ったモンスターボールを投げた。 のび助のモンスターボールから出てきたのは、キモリだった。 「このポケモン・・・!可愛い・・・」 キモリはモンスターボールから出るや否やのび助のほうをうるうるした目で見てきた。 「な、なんて可愛いんだろう・・・」 そのままのび助とキモリはしばらく見つめ合った。 「おい、のび太のパパの奴、ずっとキモリのこと見てるぞ。」 「相当気に入ったみたいね。」 「さて、旅立つ君達にこれをあげよう。」 オダマキ博士は一行にポケモン図鑑とモンスターボール5個を渡した。 「さぁ君達の冒険は今ここから始まるんだ!気をつけていってくるんだよ!」 「ああ!じゃあ、行くぞドガース!」 「ケーシィ!僕達も行こう!」 「ミズゴロウ!楽しく旅しよう!」 「アチャモ!私達も行きましょう!」 こうして4人の少年少女達は旅立った。 (ね、ねずみ~・・・) (ああキモリ、君は何て可愛いんだ・・・) サンドを見て気絶しているドラえもんとキモリに見とれてるのび助・・・ 彼らの旅はいつ始まるのだろうか、次回に続く。 現在の状況()内は覚えてる技 のび助 キモリ♀LV5(はたく、にらみつける) ドラえもん サンド♂LV5(ひっかく、丸くなる) スネ夫 ケーシィ♂LV5(テレポート) ジャイアン ドガース♂LV5(毒ガス、体当たり) しずか アチャモ♂LV5(ひっかく、泣き声) 出木杉 ミズゴロウ♂LV5(体当たり、泣き声) ──102番道路、いち早くここに来たジャイアンは1人の虫取り少年と戦っていた。 「ドガース、毒ガス!」 「どうしよう・・・僕のケムッソが毒状態になっちゃった・・・」 「今だ、体当たり!」 ドガースの体当たりがケムッソに炸裂し、ケムッソは戦闘不能となった。 「よっしゃ!これで7連勝だ!」 ジャイアンは102番道路でトレーナーを倒し、 ドガースのレベルアップと賞金稼ぎを行なっていた。 その頃101番道路のスネ夫は・・・ (参ったな・・・最初のポケモンがケーシィじゃなぁ・・・ 他のポケモンを捕まえようにも、この辺にはポチエナやジグザグマが いないしなぁ・・・) スネ夫が悩んでいたとき、1人の若い青年がポケモンに技マシンを使っていた。 「よし、これでジグザグマが10万ボルトを覚えたぞ。」 「あのー、すみません・・・」 スネ夫が青年に話しかける。 「何だい?」 「サイコキネシスと目覚めるパワーの技マシンを持ってたりしませんか?」 「持ってるけど・・・それが何か?」 「できれば譲っていただけませんか?1万円で買うんで・・・」 「1万円だって!?よし、売った!」 スネ夫は青年からサイコキネシスと目覚めるパワーの技マシンを買った。 (よし、これをケーシィに覚えさせれば序盤の攻略が大分楽になる・・・) ちなみにスネ夫のゲーム内での所持金は99万9999円だった。 その頃、103番道路のしずかは・・・ 「アチャモ、火の粉よ!」 アチャモの火の粉が野生のキャモメに炸裂する。 「今よ、モンスターボール!」 キャモメを入れたモンスターボールが3回ほど揺れ、やがて揺れが止まった。 「やったわ!キャモメをゲットしたわ!」 「いやー、見事だよ。しずかちゃん。」 「出木杉さん!いつからここに・・・?」 「さっきからいたよ。声かけるのも悪いかなぁって思って、 君がキャモメを捕まえるのを見てたんだよ。」 「そうだったの・・・ところで、ポケモンの調子はどう?」 「絶好調だよ。そうだ。良かったらお互いの一番強いポケモンで バトルしないかい?」 「いいわよ。」 こうして出木杉としずかはポケモンバトルをすることになった。 「行け、ミズゴロウ!」 「アチャモ、負けないで!」 ──そして・・・ 「負けたわ・・・出木杉さんのミズゴロウ、強いわね。」 「いやいや、しずかちゃんのアチャモもかなり強かったよ。 もう少しレベルが高かったら、 僕が負けてたかもしれない。」 「ありがとう。じゃあ私はもう行くわ。」 「そうかい。今度会ったらまたバトルしよう。」 「ええ。」 しずかはそう言うと、103番道路を後にした。 現在の状況()内は覚えてる技 のび助 キモリ♀LV5(はたく、にらみつける)所持金1万円 ドラえもん サンド♂LV5(ひっかく、丸くなる)所持金1500円 スネ夫 ケーシィ♂LV5(テレポート、サイコキネシス、目覚めるパワー氷) 所持金98万9999円 ジャイアン ドガース♂LV10(毒ガス、体当たり、スモッグ、煙幕) 所持金3500円 しずか アチャモ♂LV13(ひっかく、泣き声、きあいだめ、火の粉) キャモメ♀LV3(水鉄砲、泣き声) 所持金2700円 出木杉 ミズゴロウ♂LV11(体当たり、泣き声、どろかけ、水鉄砲) 所持金3000円 「う、う~ん・・・」 気絶していたドラえもんが目覚めるとのび助とオダマキ博士が仲良く、 お茶を飲んでくつろいでいた。 「あっ、ドラえもん。気がついたのか。良かった・・・」 「パパさん!何でオダマキ博士と仲良くお茶してるの?」 「君が目覚めるのを待ってたんだよ。僕1人で旅するのは心細いからね。」 「ドラえもん君、話は大体のび助さんから聞いたよ。のび助さんはポケモンのことを 全く知らないみたいじゃないか。一緒に旅してアドバイスしてやったらどうだい?」 「頼むよ・・・」 のび助が弱々しい声でドラえもんにお願いする。 ドラえもんはのび助を気の毒に思った。 自分はのび太やジャイアン達がポケモンをやっているのを見ていたので、 ポケモンのことは大体知っていたがのび助はポケモンのことを全く知らない。 いわばド素人なのだ。 そもそものび助がこの世界に来ることになったのは、自分のせいだ。 「分かった。パパさん、僕が色々とアドバイスしてあげるよ。」 「本当かい?ありがとう!」 こうしてドラえもんとのび助の奇妙な2人旅が今、始まったのであった・・・ ──101番道路・・・ 「ねぇ、ドラえもん・・・」 「何?」 「ジムリーダーからジムバッジを貰うにはポケモンバトルで勝たないと いけないんだよね?」 「そうだけど・・・」 「ポケモンバトルっていうのは、どうやってやるんだい?」 「そうか・・・まずはポケモンの基本中の基本、ポケモンバトルからパパさんに 教える必要があるね。」 ちょうどそのとき草むらからポチエナが飛び出してきた。 「ちょうどいい・・・あのポチエナと戦ってみなよ。僕がアドバイスするから・・・ パパさん、モンスターボールからキモリを出して。」 「わ、分かった。出てこい、キモリ!」 「キャモ!」 モンスターボールから可愛らしい目をしたキモリが出てきた。 「ああ・・・お前はいつ見ても可愛いなぁ・・・」 「キャモ・・・」 のび助とキモリはお互いを見つめあっていた。 「パパさん!キモリー!後ろ、後ろ!」 「ガウ!」 ポチエナがキモリに体当たりをしてきた。 「キャモ・・・」 「あっ!キモリ!おいお前!僕の可愛いキモリに何をするだァー!」 そう言うとのび助はポチエナを渾身の力で殴りつけた。 「パ、パパさん・・・なんで自分でポケモンに攻撃してるの?」 「だ、だってあいつ・・・僕の可愛いキモリを・・・」 「ガウガウ!」 のび助に殴られたことで、ポチエナは頭に血が上った。 「お前、まだ懲りてないのか!僕の可愛いキモリを傷つける奴は! 絶対に許さない!」 そう言うとのび助はポチエナを殴り続けた。 「君が泣くまで!殴るのをやめない!」 「パ、パパさん・・・やめて!」 「何でだい?こいつは僕の可愛いキモリを傷つけたんだよ?」 「その『僕の可愛いキモリ』って言葉、何回使うつもりなの・・・ しかも自分でポケモンにダメージを与えるなんて・・・ ジャイアンだってそんなことしないよ。 それに、自分でポチエナを倒しちゃったら、キモリに経験値が入んないよ。」 「経験値って何だい?」 のび助がドラえもんに尋ねる。 「経験値っていうのは、ポケモンを倒したときにもらえる数値のことで、 一定の経験値をもらうとポケモンはレベルアップするんだ。 レベルアップすることでポケモンは強くなる。」 「なるほど・・・つもり僕の可愛いキモリがポチエナを倒せば、 キモリに経験値が入るんだね?」 「そういうことだよ。パパさんが弱らせたから、ポチエナのHPは ほとんど残ってないはず・・・キモリの『はたく』一発で倒せるよ。」 「分かった。僕の可愛いキモリ、『はたく』だ!」 「キャモ!」 のび助の指示を受け、キモリはポチエナに『はたく』で攻撃をした。 するとポチエナは倒れた。 「やった・・・ポチエナを倒したぞ!」 「キャモ!」 「パパさん、キモリ、おめでとう!」 「ありがとう。でも僕の可愛いキモリがポチエナの攻撃を受けて 弱っちゃったよ・・・」 「それなら大丈夫。ポケモンセンターに行けば、体力を回復させることが できるよ。」 「ポケモンセンターって何だい?」 「まぁ、行ってみれば分かるよ。」 ──ポケモンセンター・・・ 「はい、お預かりしたキモリは元気になりましたよ。」 「ありがとう。」 のび助はジョーイさんからキモリのモンスターボールを受け取った。 「なるほど。ポケモンセンターはポケモンの体力を回復させるために、 ある場所なのか・・・」 「そういうこと。自分のポケモンが全滅しちゃったらゲームオーバーだから、 ポケモンセンターにはまめに行ったほうがいいよ。ちなみにゲームオーバーになると 現実世界とこの世界の狭間の世界に飛ばされちゃうんだ。」 「その狭間の世界に飛ばされるとどうなるんだい?」 「誰かがチャンピオンになるまで、 ずっとその世界の狭間で待ってないと行けないんだ。」 「そうなのか・・・なぁ、ドラえもん。自分の手持ちポケモンを増やすには どうしたらいいんだい?」 「ポケモンを増やすにはモンスターボールを使って、野生ポケモンをゲットすれば いいんだけど・・・教えるより見せたほうが早いな。僕に着いて来て。」 のび助とドラえもんは101番道路へ再び戻ってきた。 するとさっきとは別の個体のポチエナが襲い掛かってきた。 「ウガー!」 「ちょうどいい。僕があのポチエナを捕まえて手本を見せてあげるよ。 行け、サンド!」 ドラえもんはモンスターボールからサンドを繰り出した。 「行け、サンド!ひっかく!」 サンドのひっかくがポチエナにヒットした。 今度はポチエナがサンドに体当たりをくらわした。 「ああ、ポチエナの体当たりがクリーンヒットしちゃった・・・」 のび助が絶句する。 しかしドラえもんは落ち着いてる。 「サンドの防御力を甘く見てもらっちゃ、困るな。サンド、もう1発ひっかく!」 サンドは2度目の『ひっかく』をポチエナにくらわせる。 「よし、そろそろいいだろう。行け、モンスターボール!」 ポチエナを入れたモンスターボールは1回、2回、3回と揺れ、 やがれ揺れが止まった。 「やったー!ポチエナゲットだー!良くやったな、サンド!」 ドラえもんはサンドに抱きついた。 いつの間にか2人の間に友情が芽生えていた。 「こういう感じでポケモンをゲットするんだ。今度はパパさんが挑戦してみて。」 「分かった。誰をゲットしようかな・・・」 すると、草むらからケムッソが飛び出してきた。 「ケムー!」 「ドラえもん、あのポケモンは何だい?」 「ケムッソだよ。成長が早いから序盤にはお勧めのポケモンだ。」 「なるほど・・・じゃああいつをゲットしよう。行け、僕の可愛いキモリ!」 「キャモ!」 モンスターボールからキモリが出てきた。 「キモリ、先制攻撃だ!ケムッソに『はたく』!」 「キャモ!」 キモリの『はたく』がケムッソにクリーンヒットする。 「ケムー!」 今度はケムッソがキモリに『糸をはく』で攻撃する。 「パパさん、気をつけて!『糸をはく』は素早さを下げる技だ!」 「分かった!キモリ、『糸をはく』に注意しながらケムッソに『はたく』!」 キモリは『糸をはく』をくらったことにより、動きが鈍くなっていたが、 2発目の『はたく』をケムッソにくらわせることができた。 「よし、ここでモンスターボール!」 のび助はモンスターボールを投げた。 ケムッソはボールの中に入り、ボールは3回揺れ、やがて揺れが止まった。 「やった・・・ケムッソをゲットしたぞー!!」 のび助は初めてポケモンを捕まえたのがよっぽど嬉しかったのか、 その後20分間は踊り続けた・・・ 現在の状況 のび助 キモリ♀LV5(はたく、にらみつける)所持金1万円 ケムッソ♂LV3(体当たり、糸をはく) ドラえもん サンド♂LV5(体当たり、丸くなる)所持金1500円 ポチエナ♀LV3(体当たり) ジャイアン、スネ夫、しずか、出木杉は前回参照の事。 次へ
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作品名 主要人物 補足 ID 5w+CODtI0氏:タイトル不明 こなた ひぐらしネタ、ほのぼの ID jZPJiri80氏:泉こなたの分裂 こなた 微妙なハルヒネタ、ほのぼの ID LTQQ00wPO氏:タイトル不明 こなた、つかさ、みゆき ガンダムネタ ID AoUWT/3m0氏:タイトル不明 こなた四人組 ほのぼの、エックスメンネタ ID czZuiDl70氏:宝探し ゆたか、みなみ 戦闘物?、微妙なハルヒネタ ID tiyTlLVUO氏:タイトル不明 かがみ ネタ、トレーディングカード めか☆生体・紫狼 かがみ、ひかげ シリアス、ゾイド ID GcmNgHob0氏:タイトル不明 オール ネタ系、入場行進? ID mQ1fSKNA0氏:タイトル不明 つかさ、かがみ 宇宙刑事ツカサリオン ID VsK/cWbq0氏:タイトル不明 つかさ 同上 ID sI41U9Y0氏 50行までて事で詰め込みゾイドSS -ZAC20××漢の戦い そうじろう、かなた ゾイドネタ ID W5NH0kg0氏 戦いの儀~こなたVSかなた~ こなた、かなた 遊戯王最終話 ID svBDK8k0氏 T5~人類の終焉~ ゆたか、つかさ ニコニコ動画ネタ ID rrDuVsDO氏 バルサミコスの結界 つかさ、こなた 遊戯王ネタ+α ID 2T8HNC1n0氏:らき☆すたテクニック こなた、かがみ パロディ ID 2T8HNC1n0氏:らき☆すたテクニック2 ゆたか、みなみ パロディ ID 2gkwckSO氏 期間限定ですのでお早めに こなた CMネタ ID BUhBIT1s0氏:ある日のゲーセンポップン編 こなた四人組 ネタ系 ID ZF3Y6saPO氏;タイトル不明 白石、黒井先生 武装錬金ネタ ID owCOIJMcO氏:タイトル不明 かがみ、つかさ ローゼンメイデン ID 4hZd0AHXO氏 コンクール作品紹介? かがみ 嘘紹介 ID B3Nf9/lVO氏:ばき☆すた 複数 ほのぼの、短編集 ID 6mzbrDufO氏 Theコッペパン こなた、つかさ、その他 ネタ系パロディ? ID SAQaZkkRO氏 ずっとつかさのターン!! つかさ、かがみ 遊戯王ネタ ID lUy/9Mql0氏:タイトル不明2 つかさ 蟲師のパロディ。 ID EIAjh9qoO氏:雨の日のありがちな日常 こなた パロディ。名探偵こなたン。 ID YxWqNxwgO氏:適当なSS兼保守 みゆき、かがみ、つかさ、こなた ネタ系。デスノート。 ID px7JqE//0氏:タイトル不明 かがみ、こなた ギャグ。パロディ。鋼の錬金術師。 ID ojEfPdyx0氏:ゆたかinわんだ~らんど ゆたか パロディ ID gvAZULYlO氏:タイトル不明 白石 鬱系?飼育員の日記ネタ。パロディ? グロ暴力表現有無(微) ID 0X8lEYE0氏 泉こなた首相の辞任 こなた他 嘘ニュース ID ofN70Rc0氏:眠れぬ夜は君のせい こなた、ゆたか他 東〇 ID CCBbMJM0氏:オタク初の米国大統領パトリシア・マーティンの就任演説 パティ オ○マ大統領就任演説 ID XTkA1F20氏:アンラッキースター こなた達四人 ギャグマンガ日和「アンラッキーエンジェル」のパロディ ID enULwVU0氏:つかさの右腕 つかさ、かがみ 遊戯王5D s ID 5/9zzU.0氏 流れの遅い一年間 かがみ、みなみ ハルヒネタ ID 6zK5dqMo氏:スピード狂想曲 こなた、ななこ、ゆい、ゆたか イニシャルDとのクロス ID u53zkK60氏:オードリーがらき☆すたに出演したようです。 こなた四人組 オードリー
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小ネタ 今回の戦闘アニメは地対地、地対空、空対空、空対地で演出が変わる。 (主に射撃の向きや移動の仕方など、顕著な例としては投擲か斬撃に変化するグレンダイザーのダブルハーケンがある) 中断メッセージで登場したキャラや、流れた曲は、ライブラリに登録される。 戦闘デモで流れた曲は、今回は登録されない パロディ パロネタ 時期 発言者 元ネタ 概要 「トンネルを抜けたらブタに・・・」 ランド 千と千尋の神隠し 神隠しつながり、雪国ってのは有名な文学から 「卑怯もラッキョウもあるか!」 勝平 ウルトラマンタロウ メフィラス星人2代目の名言。 宇宙の何でも屋みたいな服 セツコ編5話 勝平 クラッシャージョウ パイロットスーツに着替えさせられる時、スーツに対して。 br;ザンボットもクラッシャージョウもともに安彦デザインの作品。 「父ちゃん・・・」 br;「その声で言うな!」 ドロシーとホランド クレヨンしんちゃん おなじみ中の人ネタ。 br;ドロシーはしんのすけと同じ矢島晶子、ホランドは父ちゃん(ひろし)と同じ藤原啓治。 大金持ちの巨人がたくさんいて・・・ ランド編4話 メール 日本プロ野球のセ・リーグ 巨人、虎=阪神、龍=中日、鯉=広島、燕=ヤクルトのことだがなぜか横浜は無い。 (ジュリィに) br;ところであんた飛行機のナビゲーター… ランド13話 ランド ファントム無頼 ゴッドシグマのキャラ原案でもある新谷かおる氏の作品「ファントム無頼」の主人公の一人、栗原にジュリィの顔が似ている事から br;栗原は慣れた航路なら目隠しをしたままでもナビゲート可能と言う超人ナビゲーター 「インチキおじさん登場?」 20話 チル ちびまる子ちゃん テーマ曲「踊るポンポコリン」より。チルの声優はまる子でお馴染みのTARAKO ハンマーを持っていたらまるで… 檜山声の連邦兵で金色の機体に攻撃 檜山兵 ガオガイガー 檜山氏の代表作勇者王ガオガイガーがゴルディオンハンマーを使う時金色になるのに由来 勇気など通用しないぞ。 檜山声のベガ兵 檜山兵 勇者王ガオガイガー 思わずお前が言うなと突っ込んでしまった。ちなみに相手はザンボット3だったが関係あるかは不明です。 あの手の口調の人間は、腹に一物あるように思えるのだよ… 12話 クワトロ 声優ネタ 同じ口調(声優)の自分がそうだから…ということなのだろう。 その声を聞くと不愉快になる 37話 ロジャー 声優ネタ ヤザンとの戦闘前。ベックとヤザンは同じ声
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1999年3月公開。ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!に続く短編。次回作にザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走!がある。 監督 米谷良知 原作 藤子・F・不二雄 脚本 米谷良知 演出 羽生尚靖 作画監督 高倉佳彦 動画チェック 原佳寿美 美術監督 柴山恵理子 色彩設計 照屋美和子 撮影監督 熊谷正弘 特殊効果 橋爪朋二 編集 岡安肇 録音監督 大熊昭 効果 松田昭彦 ミキサー 大城久典 アシスタントミキサー 山田晋 音楽 宮崎慎二 原案協力 寺田憲史 アニメーション制作 シンエイ動画 ■関連タイトル DVD 映画のび太の結婚前夜/ザ☆ドラえもんズ おかしな お菓子な オカシナナ?/ドラミちゃんアララ少年山賊団!
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歴代ネタかに クレイアイドル ジェントルメン ベネツィアに嫁いだユークリッド村の食材屋の娘 魔物の王 ミントが譲り受けたBCロッド チェスターに引き取られた三人の子供 ユークリッドの都、ナム孤島に存在するギルド ダングレスト 様々な場所に隠れている(擬態している?)ワンダーシェフ ネコ探し 武器「ビッグフェザー」 スーパー金メダル 「おたまを持った女の子」と「大きな斧持ったぶらぁあ!とか叫ぶ男の人」 タルロウX 三人の兵士 闘技場4回戦勝ち抜き時の台詞「いい感じだ!上がってキタ、キタ!」 心天烈空懺光戦風滅栽震伐活殺撃 スタッフルームのヤマダの台詞 デッキブラシ 「ほんとに、バカな発言にはイライラさせられるぜ」 追憶の歪み 「すばらしき味の世界の住人」と「ワンダーシェフ」 ユークリッド村の猫好きのじいさんの猫の名前 パロネタモンスター・オンドゥ大カブト NPC台詞・ユークリッド城のサスーン うさギルドの人から教えてもらう「ヒリップ」 ワンダーシェフ マイクスタンド 某コマンド 765プロ フェイスチャットぐるぅびぃ 職業病 ロディ初めての秘奥義 勇気凛々胸いっぱい団 こいつはくせぇ 仲良く喧嘩しな 強くなったよ 素晴らしき青空の… 戦闘後の掛け合いちょろ甘 響け、勝利の歌 (TOV) ガンドコ(TOH) 歴代ネタ かに ファンタジアではなぜかいつも「かに」が登場。モンスターになってみたり、はたまたGROOVYアーチェの2Pキャラだったり……。オリジナル版「なりきり」でも「かに」のコスチュームもあったが、あちらはメル専用のキュートな衣装だった。リメイクである今作ではとうとう「かに」に。 クレイアイドル ファンタジアではお馴染みの小さくて愛らしいモンスター。しかしその実体はトラクタービーム以外の全ての攻撃を無効化するという腹黒い一面も持ち合わせている。 ジェントルメン 本作でも登場のお馴染みの細長いナイスガイ。だが、今回は姿に似合わず、子供っぽい声を持つ。カッコイイボイスを持つ全身黄色のカレーと野太いボイスを持つカゲと何故か女性のレディ合計4種類が登場。細長いからか、4匹ともパスタを落とす。しかし、なぜ彼らは仲間にならなかった……! ベネツィアに嫁いだユークリッド村の食材屋の娘 「ファンタジア」の過去編で起こるサブイベント「ナンシーとエルウィン」のこと。ミントが恋のキューピッド役を買い、イベントの進行度合いによって結末が変わる。同時収録のクロスエディションで、彼らの行く末を見守ろう。 魔物の王 すずとの会話で魔族の王とは別に魔物の王がいると聞ける。が、その名前は忘れてしまった模様。今作に登場するのは魔族の王「プルート」、魔物の王はTOS-Rに登場した精霊「ラタトスク」であると思われる。 ミントが譲り受けたBCロッド ミントの前の持ち主である謎の法術師「カイ」。彼女のその実体は「ドルアーガの塔」のヒロイン。BCロッドはそのネタ繋がり。その他にも今作では、「エクスカリバー」、「Hガントレット」、「ジェットブーツ」、「ブルーキャンドル」など様々なアイテムも元々は「ドルアーガの塔」出身のアイテム達である。ちなみにディオのコスチューム「黄金剣士」はあの人の衣装と違うため、繋がりはない。だが、クレスが「エクスカリバー」、「ゴールデンヘルム」、「ゴールドアーマー」、「ジェットブーツ」を全て装備するとあの人の称号を入手する事ができる。 チェスターに引き取られた三人の子供 シリーズ恒例の三バカ「漆黒の翼」から。AC.4354年のヴァルハラ町では「漆黒の翼」について聞けるが、関連性は不明。 ユークリッドの都、ナム孤島に存在するギルド それぞれ、「おしゃれギルド(PS3版)」、「うさギルド」、「魔狩りの剣」が存在。ヴェスペリアにも同名のギルドが存在する。魔狩りの剣のティソソの元ネタも、TOVの魔狩りの剣の副首領ティソンから。うさギルドのお爺さんが言う以前依頼していた「ブレーブなんたら」というのはヴェスペリアの主人公ユーリとカロルとで結成したギルド「凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)」の事。 ダングレスト こことは違う世界「テルカ=リュミレース」と呼ばれる世界にある大都市の一つ。うさギルドのお爺さんはどうやらここから時空転移してきたらしい……。 様々な場所に隠れている(擬態している?)ワンダーシェフ エトスハウスにヴェスペリアの「暴走特大ちびっこ」が、そしてAC.4306年のユークリッドの都にはヴェスペリアの「海賊帽」が。どちらもPS3版ヴェスペリアでアタッチメントという貴重品アイテムとして登場。残念ながらXbox360版では登場しない。 ネコ探し ヴェスペリアのサブイベントにもネコ探しをするものがありその際に、とあるネコ好きのパーティメンバーがメルと同様にネコ語(?)でネコと喋る。なお、報酬の「ネコじゃらし」もヴェスペリアに存在する。 武器「ビッグフェザー」 TOVのユーリが明星弐号を装備した際に使える第二秘奥義「天翔光翼剣」が元ネタだと思われる。今作では攻撃力が連携の度合いによって10、100倍になることはない。 スーパー金メダル ノルンからスーパー金メダルを貰う際メルがディオに対して「またすぐに調子に乗る。途中で、うぜー、だりぃー、とか言ってたの誰よ」と言う台詞があるがこの「うぜー、だりぃー」はTOAのルークの口癖、短髪になってもこの口癖は直らずアブソーブゲートでの決戦前夜でもケテルブルグのカジノでガイにこの口癖を洩らしている。ちなみに何故かこの時だけノルンとクルールが同時にいる。ラストを除いてはいつも出て来る時はどちらか片方だったのだが・・・。 「おたまを持った女の子」と「大きな斧持ったぶらぁあ!とか叫ぶ男の人」 前者はTODのリリス・エルロン、後者はTOD2のバルバトス・ゲーティアのこと。 タルロウX アビスが初登場 ヴェスペリアでカロルの技で登場こちらではカルロウXという名前 三人の兵士 ユークリッド城の闘技場受付に居る三人の兵士はTOVが出典 がんこな兵士(ルブラン)、であーるな兵士(アデコール)、なのだの兵士(ボッコス)がそれぞれの元ネタ。 闘技場4回戦勝ち抜き時の台詞「いい感じだ!上がってキタ、キタ!」 TOVのアナゴ族、ザギ様の迷台詞。 心天烈空懺光戦風滅栽震伐活殺撃 現代、ヴァルハラ町のごっこ遊びの男の子が口走る。元ネタはTOD2のロニ・デュナミスの秘奥義の一つ、震天裂空斬光旋風滅砕神罰割殺撃。TOGfにて教官(マリク・シザース)にも追加。 スタッフルームのヤマダの台詞 「ワイール!」「○○なー!」など、TOEに登場したメルディと同じ喋り方。 デッキブラシ 歴代シリーズでも何度か登場したネタ武器。威力は低いがそこを逆手にとってコンボを稼ぐ手もある。特に旧作では【与えるダメージ1】なんてシステムは当然なかったため、コンボ稼ぎには欠かせない武器であった。なお作品によっては剣扱いだったり斧扱いだったりと仕様がコロコロ変わる。 「ほんとに、バカな発言にはイライラさせられるぜ」 丸出しのうしにんが言う台詞。元はジェイドがルークに言った言葉、「ここにいると、バカな発言にイライラさせられる」。 追憶の歪み 今作最難関の隠しダンジョンとして登場。しかしそのダンジョン名やダンジョンの登場のフラグとなる地震、そしてどこかで訪れた事のあるような様々な地形への移動、ボスの名前や通行料などなど、TOVに登場した隠しダンジョン「追憶の迷い路」に似ているが、直接な繋がりがあるかどうかは不明。 「すばらしき味の世界の住人」と「ワンダーシェフ」 ワンダーシェフが名乗る謎の組織の総称。しかし、ファンタジアにはワンダーシェフというおかしな人がいなかったため(似たような人はいた)、ワンダーシェフではない謎の料理人組織の総称。なぜか彼らはクレス達の行く先々の食材屋にいてレシピを教えてくれた。そしてなぜか超古代都市トールにも「スばらしき味の世界」の料理マシンがあった。超古代時代から彼らは存在していたのかは全くの不明。 エターニアからいつも「どこか」で「なにか」に擬態する怪しすぎる料理レシピを広めたがる謎の料理人ワンダーシェフ。今回は初の女性シェフ(レジェンディアはワンダーパン職人だパン)。主人公たちに見つかる前は「必ず」と言っていいほどわかりやすいオブジェで擬態している。そして見つけると自分勝手にレシピと食材を押しつけられ、煙幕を張って消えるのもお馴染み。しかし、もし見つけられなかった(くれなかった)時のことを考えるとディオの言うようにかなり悲惨な事態は否めな。ちなみに、彼らには永遠のライバルである「ダークシェフ」なるものが存在し、TOSのサブイベントにて登場している。 ユークリッド村の猫好きのじいさんの猫の名前 歴代作品のマスコットキャラの名前から。ザピ=TOR ザピィクィキ=TOE クィッキーノシュ=TOS ノイシュラピ=TOV ラピードミュウ=TOA ミュウ パロネタ モンスター・オンドゥ大カブト ヘラクレスオオカブトがモチーフの仮面ライダー剣(俳優の滑舌が悪く「本当」が「オンドゥル」に聞こえるなどネタになった)から。戦闘中にはハイパーカブト(仮面ライダーカブト最終フォームの別名)を使用してくる。さらに、チャット「たくさん貯まったね」ではダディヤ大クワガタ(クワガタがモチーフの仮面ライダーギャレンに変身する橘さんのネットでの愛称がダディ)という名称も出てくる。この二体のモンスター、セットで25万ガルドするらしい。 NPC台詞・ユークリッド城のサスーン 「これで決まりだ!」・・・仮面ライダーWより 「アタクシ、参上!」他・・・仮面ライダー電王より等、仮面ライダー由来の台詞を愛用する。 うさギルドの人から教えてもらう「ヒリップ」 仮面ライダーWの主人公の一人であるフィリップが元ネタであると思われる。(名前、台詞から)また、彼から入手する「Gの記憶」は「グレイセスの記憶」という意味なのだろうが、W劇中のキーワード「ガイアメモリ」や各話サブタイである「○(アルファベット一文字)の○○」にかけているとも思われる。 ワンダーシェフ 髪型と、初対面時の台詞「ドラムを叩くような包丁さばき」は、「けいおん!」の田井中律が元ネタ(声優はワンダーシェフと同じ佐藤聡美)。ドラム担当で、稲妻のリリアンの愛称「リッちゃん」(律っちゃん)は律のあだ名である。 ワンダーシェフの各種台詞のパロディ(ハウス食品などからのパロディ)とんがりぎみのこーんなきもち → とんがりコーンく、くれー → ククレカレーこくがあってまろやかな → こくまろカレーおいしさとやすらぎを → ハウス食品のモットー マイクスタンド クルールを星のカー●ィに見立てていると思われる。SONYなのに任天堂ネタとはこれいかに。(↑TOP最初の作品はSFCだからスタッフの誰かが任天堂の櫻井さんに敬意を表してるんだと思われ。)ついでに言えば、特技「まるのみファイア」はまさしくソレそのものであろう。 某コマンド モーリア坑道のしかけは、コナミコマンドのオマージュ。TOP本編においても存在するが、こちらはコナミコマンドそのままである。手を加えた意図は不明。 765プロ コスチューム「天海春香」入手のイベントに登場する人物が、「THE IDOLM@STER」の765プロダクション社長と思われる(黒いシルエットでしか登場しないのが特徴)。 「きみきみ!」と声をかけるのもプロデューサー(主人公でありプレイヤー)をスカウトするプロローグネタ。 「パーフェクトにワンダリングなミッシング」はPSP版「THE IDOLM@STER SP」の「パーフェクトサン」「ワンダリングスター」「ミッシングムーン」の事。 アルベルトの言う「ふたごちゃん」は「双海亜美・双海真美」姉妹。クレスの言う「あずささん」は「三浦あずさ」。 ちなみに天海春香もプレイヤーがプロデュースする765プロ所属のアイドル。 スタッフルームBにいる「あらいまこ」のセリフにもアイマスネタが多数。 「\2Dですよ、2D!/」は天海春香の「プロデューサーさん、○○ですよ、○○!」が元ネタ。春香コスでも「勝利ですよ、勝利!」という勝利セリフとして使われている。 「…くっ」は如月千早の口癖。 「気に入っちゃったよオレ!」は、オーディション前の選択肢で審査員から好印象を持たれた場合のセリフ。 また、「変なオーロラ」によって違う世界にやってきた、というのは同様の方法で異世界を旅する「仮面ライダーディケイド」のパロディと思われる。 フェイスチャット ぐるぅびぃ PS版ファンタジア、PSP版ファンタジアにあった横スクロールシューティングミニゲーム「GROOVYアーチェ」。チャットではこの内容の事を言っている。 職業病 TODのあの人が一時的に降臨。 一筋の流れ星の男の美学なんだよ! アニメ「ルパン三世」の「ルパン三世のテーマ」の歌詞 ロディ初めての秘奥義 TOVのシステムを元に説明している。本作では無理だが、TOVではロディの説明通りにやると秘奥義が出せるぞ! 勇気凛々胸いっぱい団 ディオがフェイスチャットで自分たちの集団の事を指したが、ヴェスペリアの主人公が所属するギルド「凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)」に決まる前に「凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)」の首領、カロルが命名した名前そのまんま。 ちなみにその後のメルの返しもエステルの台詞とほとんど同じ こいつはくせぇ 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のキャラクター「スピードワゴン」のセリフ 仲良く喧嘩しな アニメ「トムとジェリー」の主題歌の一節 強くなったよ 「ディオとメルは もう じゅうぶんに つよい」 ドラゴンクエストシリーズでレベルが最大に達したときに教会でおつげを聞いたときに言われるセリフのパロ 素晴らしき青空の… 『すばらしき味の世界の住人』ことワンダーシェフと初めて遭遇した直後のフェイスチャットにてディオが言い間違える。 仮面ライダーキバに登場する反ファンガイア組織『素晴らしき青空の会』のパロディ。「その命、神に返しなさい!」 戦闘後の掛け合い ちょろ甘 TORで初登場した3人掛け合い。 ちょろ甘 ディオ「ちょろいぜ」 ロディ「甘いぜ」 メル「ちょろ甘、だね」 ちょろ甘2 ディオ「ちょろいぜ」 ロディ「甘いぜ」 アーチェ「ちょろ甘ちょろ甘~」 響け、勝利の歌 (TOV) ディオとクルールで発生。 TOVのユーリ他数名とラピードの掛け合い 轟け、勝利の歌! わお~ん ガンドコ(TOH) ディオとメルで発生。 TOHの主人公、シングの口癖。後にメンバーに広がる。「ガンドコ」は「ガンガンどこまでも」の略。
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前へ 数日後…… ドラえもん達と、彼らに協力する仲間達はサイユウのポケモンセンターに集まっていた。 「ポケモン達もレベル80オーバー、準備は万端だな!」 ジャイアンの笑い声が皆を鼓舞する。 対出木杉戦の為に育てられたポケモン達。 それを短期間でここまで育成するのにはフロンティアブレーンやダイゴの助けも あったとはいえ、かなりの苦労を強いられた。 「ラティオスが見つけられれなかったのは誤算だったけどね」 スネ夫が悔しそうに歯噛みする。 スネ夫はポケモンの育成をヒースに任せ、すべての時間をラティオス捜索に費やしたのだ。 しかしラティオスはその目撃報告すらなかったのである。 「出木杉の手下達はサイユウから出ていないみたいだし、 奴らに捕られたとは思えないんだけど……」 これも世界の法則が変わった影響なのだろうか? 「まあまあ、今更言っても仕方ないよ」 ドラえもんがスネ夫を励ます。 ここ数日で最も大変だったのはドラえもんだった。 ドラえもんは序盤、ひみつ道具主体での戦いをしていたり、しずかやのび太のサポートを していたために戦力が最も貧弱だったのである。 そのため、ドラえもんのポケモンはエアームドとホエルオーを残して 全部入れ替える羽目になったのだ。 「これだけ仲間がいるんだから、しずかちゃんも助けられるよね……」 捕われたしずかを心配するのはのび太。 彼も要領が悪いなりに頑張った。 ポケモンのタマゴを孵すために再びジョギングマンとなって走り続けたからだ。 おかげで皆が遺伝技を備えたポケモンを使うことができる。 「じゃあダイゴさん、後は打ち合わせ通りに」 「では、私達は先行してトレーナー達を排除する。君達も遅れないようにしてくれよ」 ダイゴがそう言い、ヒース、ウコン、ダツラを伴って四人で チャンピオンロードへ発っていった。 それを見送ったドラえもん達四人は円陣を組む。 「僕たちの目的は三つ、まずはしずかちゃんを助けだす」 ドラえもんの言葉にのび太が決意を込めて頷いた。 「で、出木杉のヤロウをぶっ飛ばす!」 力強くジャイアンが宣言する。 「ん……あとひとつはなんだ?」 スネ夫の言葉にドラえもんが口を開く。 「ボクの四次元ポケットと、行方が分からないもしもボックスの捜索だよ」 元の世界に戻すためにはなんとしても、もしもボックスを探し出さなければならない。 最悪、もしもボックスで元の世界に戻せば出木杉は無力な小学生に戻るのだ。 「皆で元の世界に帰ろう!」 四人は一斉にそう叫んだ。 予め打ち合わせた時間になり、ドラえもん達はゆっくりと チャンピオンロードに入っていく。 目の前の穴からひやりとした風が中から吹いてくる。 先頭はジャイアン、それに従うスネ夫。 切札のラティアスを持っているのび太は温存させるために中央、 そしてドラえもんは後方警戒だ。 しかしドラえもんが後方警戒をかって出たのにはもうひとつ理由があった。 『出木杉くんと話した感触からして、彼はもしもボックスの事を 知らないように思えた……となると』 のび太には隠蔽工作までしてもしもボックスを隠すような行動力はないだろう。 となるとジャイアンやスネ夫、そして捕らえているしずかも容疑者になりうる。 ドラえもんは後方だけでなく、ジャイアンやスネ夫をも見張るつもりだった。 チャンピオンロードの入り口をくぐると、急に暗い場所に入ったことで 全員の視界が真っ暗になったが、ほどなく目が暗闇に慣れてくる。 そこには2、3人のトレーナーが力なく腰をおろしていた。 おそらくダイゴ達に倒された出木杉の手下なのだろう。 「よし、急ぐぜ」 「まずはこっちの道……」 スネ夫の手元をペンライトで照らすと、手に持った攻略ノートには チャンピオンロードのマップも記されている。 一行はそれに従って暗い洞窟を奥へと進んでいく。 チャンピオンロード地下2階。 ドラえもん達がチャンピオンロードに足を踏み入れた頃、予定の時間なら 出口の掃討まで完了してるはずだったが、ヒースとウコンは ここで足止めをくらっていた。 「このトレーナー、他とは段違いの強さじゃな」 ウコンが荒い息をついている。 ウコンのウインディは敵のサーナイトによって眠らされてしまっていた。 「眠り技対策はトレーナー戦の基本だよ。フロンティアブレーンがだらしないなぁ」 サーナイトの主人である少年トレーナーがニヤニヤと笑っている。 「生憎今までの戦いで対策は使いきってしまったでの……」 ここに来るまでの戦いでウコンは眠り回復の道具を使ってしまっていた。 少年はウコンのその言葉を聞いて、耐えきれなくなったのか吹き出してしまう。 「あははっ、まだ気付かないのかい?」 怪訝そうな顔をするウコンに少年が言葉を続ける。 「あんた達が戦ってきたトレーナー達、あいつらには眠り技主体で戦うように 指示してあったのさ!」 そう、バトルにおいて最も有効な眠り技に対処する術を全て使わせた上で、 さらに眠り技主体で攻める。 それが少年、ミツルのタクティクスだったのだ。 「爺さん、あんたは僕と戦う前からすでに負けているのさ」 サーナイトのサイコキネシスが眠っているウインディ目がけ放射された。 ウコンとミツルが戦っているその横では、ヒースが別のトレーナーと戦っていた。 戦いは終盤、相手はあと2体。そしてヒースのポケモンはラグラージしか残っていない。 ヒースが操るラグラージが冷凍ビームで攻撃するが、敵のポケモンは 自己再生でそのダメージを回復させてしまう。 「まさか、あんたがソイツをゲットしていたとはね」 ヒースに対する男はピラミッドキング、ジンダイ。 ヒース達フロンティアブレーンを裏切り、出木杉についた男だ。 そして彼の使っているポケモンは青と白の二色で彩られたポケモン。 「いくら探しても見つからなかったわけだ……あんたがラティオスを……」 「ヒース、引いてくれないか」 ジンダイはヒースの言葉を遮ってそう提案する。 「元仲間に対しての情けかい?裏切り者がよくも……」 ラグラージが再び冷凍ビームを放つ。 「冷静さを失っているのか?その冷凍ビームでは心の雫を持った ラティオスを落とせはせん」 「それはどうかな?」 ヒースの言葉を聞いたジンダイはラティオスに目をやる。 ラティオスは冷気によってその体を凍らされていた。 「む……」 「何度も冷凍ビームを続けていたのはこれを狙っていたからなのさ」 ヒースはラグラージにもう一度冷凍ビームを命令する。 冷気の光線がまっすぐにラティオスに向かっていく。 しかし、その光線を受けるべきラティオスの姿はかき消え、代わりに現れたポケモンが それをその身に受け止めた。 「くっ!ラティオスを交代させたか」 「残念だったな」 ジンダイが出したのはレジアイス、ツツジの捕まえたのとは別の個体だ。 『冷凍ビーム対策、ということなのかい』 フロンティアブレーンにしては考えが甘い。 「ラグラージ、かわらわりだ!」 ラグラージの手刀がレジアイスに炸裂する。 その効果抜群の攻撃は急所に直撃し、ヒースは勝利を確信した。 しかしその攻撃を受けてなお、レジアイスは立っていたのだ。 「そんな……確実に仕留められるはずだ!」 「あらゆる可能性を考慮して戦うのがフロンティアブレーンというものだ」 ジンダイにそう言われたヒースはレジアイスをもう一度よく観察した。 その腕には布切れが巻き付けられている。 『きあいのタスキか!』 それに気が付いた瞬間、レジアイスは大爆発を起こしてラグラージを道連れにしてしまう。 これでヒースの手持ちポケモンは全て倒されてしまった。 対するジンダイは氷漬けのラティオスが残っている。 「ヒース、お前の……負けだ」 「ヒースが負けおったか、無念じゃが仕方ないの」 ウコンはミツルに敗北を認め、ヒースの元に駆け寄る。 「すみません、ウコン爺」 「こうなったら後はダイゴ殿に託すしかない……」 二人は穴抜けのヒモを使ってその場を去っていった。 「おじさん、そのポケモンはデキスギに内緒で持ってるんでしょ?」 ミツルの言葉にジンダイはギロリと睨み返す。 「そんな恐い顔しないでよ、チクりはしないよ」 面倒は勘弁だから、とミツルはジンダイを置いてさっさといなくなってしまった。 氷漬けのラティオスに回復の薬を与えて介抱するジンダイ。 「ヒースよ、お前はひとつ勘違いをしている」 そう、このラティオスはジンダイが捕まえに出向いたのではない。 “本来の主”の元に帰ってきたラティオスをジンダイが保護しただけなのだ。 「ヒース、ウコン……こいつを見て気付かなかったのか?」 そう、このポケモンはリラのラティオスなのだ。 バトルフロンティアが陥落したあの日、主がいなくなってモンスターボールに 帰れなくなったラティオス。 そんな迷子ポケモンを保護したジンダイが、ドラミの「スナッチ」の力で ジンダイの命令下に置いたものなのだ。 「すまんな、ラティオス。もう少しでお前の主人に再会させてやるからな」 しかし、ダークポケモンと化しているラティオスにジンダイの声は届くことはない…… チャンピオンロード、地下2階。 暗闇の中、のび太のトロピウスのフラッシュの明かりを頼りに進んでいくドラえもん一行。 波乗りで地下水路を進んでいくと、目の前には地下とは思えないような光景が広がっていた。 「すごいや……地下に滝が!」 のび太が感嘆の声を上げる。 滝が発する霧がフラッシュの光を反射してキラキラと輝いているのだ。 「この滝を登れば後少しだよ」 スネ夫が滝の上を指差す。 「よし、ホエルオーで滝を登るよ」 全員がドラえもんのホエルオーに乗り込み、流れ落ちる水流に逆らいながら滝を登っていく。 しかし、滝を登った四人を待っていたのは戦闘準備万端のポケモントレーナー達だった。 「で、彼等はここで一旦足止めを受けるはずだったんだが……」 岩陰から現れたのはダイゴ。 その場にはドラえもん達の姿はすでになく、倒されたトレーナー達が力なく服に付いた砂埃を払っていた。 「まさかこの人数がタケシ一人にやられてしまうとは、彼らを鍛えすぎてしまったか……」 計画に微妙な狂いが生じている。 タケシ……ジャイアンは実に巧みな罠を仕掛けながら戦っていた。 複数人のトレーナーを相手に彼が出したのはバンギラス。 バンギラスが現れた瞬間、特性による砂嵐が発生し特防を上昇させた。 そして圧倒的な破壊力で敵を咬み砕く。 だが、バンギラスの恐ろしさはそこではなかった。 密閉空間である洞窟内での砂嵐はトレーナーの体力も大きく削られていく。 思考能力が低下し、反応が遅れる敵トレーナーをジャイアンのバンギラスは一人、また一人と撃破していったのだった。 今だに目すら開けられないくらい砂を浴びたトレーナー達を後目に、ダイゴもドラえもん達の後を追う。 「彼らがポケモンリーグにたどり着くまでに、ドラミがやることを終らせられるか……」 協力関係にあるが、ドラミの真の目的はダイゴも知らない。 だが「ドラえもん一行、特にノビタ」に出木杉を打倒させるのが目的のひとつであることはわかっている。 「誰が倒そうが結果は同じだと思うんだが、ドラミはそうは思っていないようだな」 その真の目的、意図をつかむことも頭に入れておかなければならない。 『何も知らぬまま、ドラミに利用だけされるなんて納得がいかないからな』 チャンピオンロード1階。 立ち塞がるトレーナー達を倒し、ドラえもん達はようやく出口の光を見つけた。 「いよいよ、出木杉の待つポケモンリーグに……」 「のび太くん、絶対にしずかちゃんを助けようね」 ドラえもんとのび太が覚悟を誓い合った時、出口の逆光に人のシルエットが浮かび上がる。 「そうはいかないよ。君たちは僕に倒されるんだから」 「ん、どこかで聞いた声だな……」 のび太は必死で記憶の糸をたぐり寄せる。 しかしやはりのび太だ、思い出すことはできない。 「以前恵んでやったポケモン預け屋の代金、ここで返してくれるかい?」 預け屋…… その言葉にのび太はハッとなった。 「まさか、ミツル君!!」 出口の光の中から現れたのはキンセツで出会った少年、ミツルだった。 「久しぶりだね、ノビタ」 見知った少年に出会った事で、のび太の緊張が一気に溶ける。 「ミツルく……」 足を踏み出そうとしたのび太をスネ夫が制止する。 「のび太、行っちゃダメだ。奴はボクと同じ匂いがする……」 スネ夫は一目で気付いたのだ。 ミツルの目の奥から感じられる闇のようなもの、それは嫉妬や妬みといった感情だ。 スネ夫の言葉に警戒を強める一行。 ミツルはやれやれといったジェスチャーをすると、隠していた憎悪を剥き出しにした。 「僕の望みはひとつ、ノビタと戦いたいだけだ!」 ミツルの唐突な宣言にジャイアンが反発する。 「俺達は出木杉をブッ飛ばしにいくんだ、邪魔するなよ!」 「知るか。僕はそのノビタを倒すんだ、お前らこそ邪魔するな!」 そんな舌戦の中、のび太が前に歩きだす。 そんなのび太を慌てて止めようとするドラえもん。 「のび太くん!」 「皆は見てて……」 その決意に、ドラえもんはのび太の腕を掴んでいた手を離してしまった。 三人が見守る中、のび太とミツルのポケモンバトルが静かに始められる。 「いけ、チルタリス!」 「ピー助、頼むよ」 ミツルはチルタリスを繰り出し、のび太はトロピウスで応戦する。 「チルタリス、うたうんだ!」 チルタリスの歌声を聴き、睡魔に襲われるトロピウス。 「ね、ねむけざましを……」 のび太が慌ててトロピウスに眠気覚ましを振りかける。 目を覚ましたトロピウス、その眼前にはすでにチルタリスが迫っていた。 「ゴッドバードッ!」 ミツルの命令を受け、チルタリスはゴッドバードでトロピウスを吹き飛ばす。 「ピー助っ!」 壁面に叩きつけられたトロピウスはかなりのダメージを受けているようだ。 「のび太、もう一発くるぞ!」 外野のスネ夫が警告するが、その時はすでにチルタリスは再び行動を起こしていた。 再びゴッドバードの一撃を受け、トロピウスはその体を地に伏せたまま動かなくなった。 「も、戻れ……」 トロピウスを戻すのび太に、ミツルは話しかける。 「最初に君に会ったとき、君は僕より弱いトレーナーだった……」 育て屋にポケモンを預け、それを引き取れないほど困窮もしていた。 そんなのび太にすがりつかれ、ミツルは引き取り料を立て替えたのだ。 「そして次に見掛けたとき、君のそばには二人の仲間がいた。だけど……」 ミツルはその後、ある真実を知ってしまった。 握った拳がワナワナと震える。 「僕は今の君達、特にノビタを許すことができない!」 その迫力に圧倒されるのび太。 だが、のび太にも引けないわけがある。 「しずちゃんを助け、出木杉を倒さなきゃならないんだ!」 のび太はモンスターボールを投げる。 現れたのは金属質の青いボディに包まれた四つ足のポケモン。 「ダイゴさんから貰ったこのポケモン、メタグロスで君を倒す!」 次へ
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